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NZの出産事情 

出産して3週間が過ぎました。毎日なんだかあっという間に過ぎています。わが家はおかげさまでみんな元気。
今日は忘れないうちに、今回の出産のときのこと、こちらでの出産の様子などを書いておこうと思います。


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NZには産婦人科専門の病院はありません。妊娠がわかってからまずミッドワイフと呼ばれる助産婦さんを自分たちで探して連絡をとります。そして、時期的に出産時にスケジュールが合えばその自分で決めたミッドワイフさんに妊婦のときの検診から出産、産後のケアなどをしてもらいます。私の場合は、友達の紹介でこれまで多くの日本人の妊婦さんをケアしてきた、というニュージーランド人(Kiwi)のヒラリーに頼みました。
検診はヒラリーほか4人のミッドワイフが在中する診療所のようなオフィスで行われていました。検診の内容は血圧を測る、尿検査、血液検査の結果を見てもらう、赤ちゃんの心音を聞く、が中心です。スキャンは何も問題のない妊婦であれば17週と20週のあたりの2回しか見ません。私の場合、何の問題もなかったので、この2回しか映像として赤ちゃんの様子を見ることがありませんでした。
そして、検診の中でどんな出産にするかというバースプランをミッドワイフと話し合ったりします。前回はオークランド市のとなりの市に住んでいたので、そこの市立病院での出産でした。オークランド以外の市では、病院で出産しそのままそこに数日滞在するのでわたしも凛の出産のときは分娩室から階を移動して3泊その病院に泊まりました。
しかし、オークランドは通常分娩であれば、病院に滞在することができず、出産を終えるとバースケアという産後の宿泊施設に移動しなければなりません。病院からこのバースケアまでは車で5分ほどの距離ですが、産後すぐに車に乗って別の建物に移動するというのが驚きで、大丈夫なの?と心配でした。
すると、医療行為をまったく施さない自然分娩であれば、このバースケアでも出産ができるという話をヒラリーから聞きました。もし何かあったらすぐに病院に移動するというのを前提にしたバースケアでの出産か病院での出産かをこのバースプランでまず決めます。私は迷わずバースケアでの出産を計画してもらいました。
その決めては 1.凛のときに何ごともない自然分娩だった(ガスなどもまったく使わなかった)
       2.バースケアで出産すると通常は1泊$250かかる個室が無料で使用できる
ということでした。経産婦ならさらに自然分娩できるだろう、ということで、ヒラリーもバースケアでの出産を勧めてくれました。
そして、バースプランの中には「スパを使うか」という項目もありました。これは陣痛の痛みを和らげるためにお湯につかるかどうかということです。こちらでは、分娩室に当たり前のようにスパがついていて、陣痛時にお湯につかってリラックスするのが普通に行われます。わたしはこれも迷わず使用する予定にしてもらいました。そして、できればそのままそのスパの中で産む水中出産を希望しました。NZでは水中出産もポピュラーな選択肢の一つとなっています。実際に水の中で出産した人の話を聞いていると、本当に楽だった!とみんな口を揃えて言っています。そんなに楽なら・・・とわたしもぜひ水中出産したい、とミッドワイフに相談しました。この検診のとき、ヒラリーはちょうど他の方の出産に立ち会っていて不在で、他のミッドワイフさんでした。そのミッドワイフは「へその緒が首に絡まって出てくる赤ちゃんの場合、すぐに処置ができない」「サイズの大きい赤ちゃんだと肩が引っかかったときなどにすぐに処置できない」という理由からあまり水中出産を勧めていませんでした。結局当日はどうするのかはっきりしないまま出産当日を迎えてしまいました。

f0021873_19594418.jpgさて、このバースケアですが、びっくりするくらいきれいな施設です。分娩室は2部屋あり、その分娩室の中にスパもあります。なぜかバランスボールも・・・
f0021873_2005273.jpgまた自分の好きな音楽をかけたり、好きな香りのアロマテラピーでリラックスしたりもできるそうです。ベッドに横たわって産むだけではなく、自分が一番楽に出産できる体勢(イスに座って、床にかがんで、などなど...)で産むことができます。その人にあったスタイルを自由に選べるこの国の出産の形に目からうろこになりました。

f0021873_2063484.jpgそして産んだ直後から母子同室。ベッドに一緒に寝てもよし、バシネット(ベビー用の小さなベッド)を使用してもよし。そのバシネットはこのバースケアでは木のものを使っていて、とてもかわいらしかったです。

f0021873_2092153.jpgそして、部屋も木の家具を使ったナチュラルな感じで、とても気分が落ちつきました。わたしは無事にバースケアで出産することができたので、この個室を3泊無料で使用することができました!


と、ここまで書いて琉生が目を覚ましてしまいました。
続きはまた次回にします。
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by DaiyaAO | 2008-06-22 20:16 | 出産のとき
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